図書室からー本の紹介ー
投稿日: 2024年7月19日

図書室から~本の紹介~
『いもうとなんかいらない』
ロイス・ダンカン 作 小宮 由 訳 平澤 朋子 絵 「株式会社 岩波書店」
いつも一緒に暮らしている家族。時には、一緒にいたくないと思うこともあるかもしれません。
この本は、主人公のメアリー・ケイが妹のスザンヌを「いらない」と思うお話です。いつも楽しい遊びの時間も、静かな読書の時間も、邪魔をしてくるスザンヌのせいで台無しです。スザンヌがいなかったら、もっと毎日が自由で幸せなはずなのに。
そこで、メアリーはスザンヌを誰かにあげてしまうことを思いつきます。スザンヌを連れて行ってくれるなら、スザンヌとその人のペットを取りかえて、面倒を見たっていい!メアリーはスザンヌにお出かけの用意をさせます。
一緒にいるのが当たり前の家族が、ある日、本当にいなくなってしまったら、いったいどう感じるのでしょう。メアリー・ケイは妹がいなくなって幸せになるのでしょうか・・。
サスペンスや、ホラー小説の先駆者としても知られる、アメリカの作家ロイス・ダンカンの作品です。