研究主題
自分を生かし創る子供を育てる ― STEAMIC教育を通して ―
研究主題について
現代は予測が困難な時代であり,その特徴である変動性(Volatility),不確実性(Uncertainty),複雑性(Complexity),曖昧性(Ambiguity)の頭文字4つを取って「VUCA」の時代と言われている。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響及びロシアのウクライナ侵攻やイスラエル・パレスチナ紛争等,国際情勢の不安定化は,まさに象徴的な事態であった。
このような時代においては,社会の変化に受け身で対処するのではなく,主体的に向き合って関わり合い,その過程を通して,一人ひとりが自らの可能性を最大限に発揮し,よりよい社会と幸福な人生を自ら創り出していくことが重要である。そのためには,教育を通じて,解き方があらかじめ定まった問題を効率的に解ける力を育むだけでは不十分だろう。これからの子供たちには,自分のよさを知り他者に共感することで,身の回りにある問題や社会の問題に気付き,一人ひとりの可能性を最大限に発揮し,多様な人々と協働しながら問題解決を図り,新たに何かを創る力が求められている。このような子供を「自分を生かし創る子供」とし,研究を進める。その方法として本研究ではSTEAMIC教育※に着目し,その具体について明らかにする。
※ STEAMIC教育とは、STEAM 教育にInclusive、Citizenshipの要素を加えた鳴門教育大学が考えた概念である。
研究の計画と内容
研究の計画
研究の内容
「各教科・領域等」
「STEAMIC教育」
第67回小学校教育研究会
令和7年2月8日(土)
- 研究授業
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