研究のあゆみ
明治時代
明治31年11月7日「向3日県内小学校長及び首席訓導200余名を附属小学校発表会に召集し,新学説の講話をなす。是県下小学校長会の濫觴なり。」以下明治33年,明治40年,明治41年,明治44年と計5回の校長会を開催。
大正時代
大正2年6月23日第1回初等教育研究会を開催。以後は,大正期の自由主義の影響のもとに児童中心,個性尊重の教育研究を推進した。
昭和10年まで
学習指導法,個性調査,教育の生活化・社会化を中心とした研究発表会を毎年開催する。
昭和10年代
教育の生活化・社会化に対する反省に基づく研究発表を行う。
昭和24年以降
昭和24年12月 “小学校教育研究発表会”(後に小学校教育研究会と改称)を開催以来,毎年1回(事情で中止した年もある)当校の研究成果を公開して,県下初等教育界の参考に寄与してきた。
この会の最近の開催概要は次のとおりである。
小学校教育研究会
回 | 期日 | 主題 | 講演等 | 研究物 |
---|---|---|---|---|
29 | 55.6.6 7 |
自己を高める学習とその指導 -評価結果の活用- |
紀要 第25集 |
|
30 | 56.6.5 6 |
自己を高める学習とその指導 -評価結果の活用- |
「教師期待」について -心理学的視点から- 前田嘉明 |
紀要 第26集 |
31 | 57.5.28 29 |
自己を高める学習とその指導 -評価結果の活用- |
教育情報処理のための統計的手法とその事例研究 添田 喬 |
紀要 第27集 |
32 | 58.6.3 4 |
自己を高める学習とその指導 -評価結果の活用- |
情報処理と教育 富田 豊 |
紀要 第28集 |
33 | 59.6.1 |
自己を高める学習とその指導 -活力ある表現をめざして- |
教職能力とは 平木 正直 |
紀要 第29集 |
34 | 60.5.31 6.1 |
自己を高める学習とその指導 -活力ある表現をめざして- |
自然と人間 脇 健 |
紀要 第30集 |
35 | 61.6.6 7 |
自己を高める学習とその指導 -個性を伸ばす自己表現- |
紀要 第31集 |
|
36 | 62.6.5 6 | 自ら学び続ける児童の育成(第1年次) 魅力ある教材と展開を求めて | 紀要第32集 | |
37 | 63.6.3 4 | 自ら学び続ける児童の育成(第2年次) 学ぶ楽しさのある学習活動の探求 | 授業構想力と学習深化力 -学ぶ楽しさのある学習活動をめざして- 野地潤家 |
紀要第33集 |
38 | 平成1.6.2 3 | 自ら学び続ける児童の育成(第3年次) 学習能力の見直しとその定着をめざして | パネルディスカッション 生活科をどう構想するか |
紀要第34集 |
39 | 2.6.1 2 | 自ら学び続ける児童の育成(第4年次) 学習能力の定着をめざして | パネルディスカッション 生活科の構想と実践活動の発展性をもとめて |
紀要第35集 |
40 | 3.5.31 6.1 | 自ら学び続ける児童の育成(第5年次) 学習能力の定着をめざしてⅡ (個に応じる指導の工夫) | 生活科授業研究会 生活科の構想と実践 子どもが生き生きと活動する授業づくり |
紀要第36集 |
41 | 平成 4.5.29 30 | 個が生きる授業をつくる(第1年次) -自分の考えをもつ児童 | 提案授業(算数科)とそれをもとにしたパネルディスカッション | 紀要 第37集 |
42 | 5.5.27 28 | 個が生きる授業をつくる(第2年次) 練り合い,高め合う児童 | 「個が生きる授業」をもとめて 野 地 潤 家 | 紀要 第38集 |
43 | 6.5.26 27 | 個が生きる授業をつくる(第3年次) より確かなより豊かな考えをもつ児童 | 個が生きる授業を求めて 橋 本 暢 夫 | 紀要 第39集 |
44 | 7.6.1 2 | 個が生きる授業をつくる(第4年次) 豊かな学力をもつ児童 | 生きて働く力を育てる授業の構想と課題 長 島 真 人 | 紀要 第40集 |
45 | 8.5.30 31 | 生きて働く力が育つ授業の創造(第1年次) 能力,意欲・意志,学び方に着目して | 提案授業(道徳)とそれをもとにしたパネルディスカッション | 紀要 第41集 |
46 | 9.5.29 30 | 生きて働く力が育つ授業の創造(第2年次) 自ら学びをつくる授業 | 提案授業(社会科)とそれをもとにしたパネルディスカッション | 紀要 第42集 |
47 | 10.6.4 5 | 生きて働く力が育つ授業の創造(第3年次) 総合的な学習の構想と展開 | 提案発表(フリー総合学習)と,それをもとにしたシンポジウム | 紀要 第43集 |
48 | 11.11.11 12 | 子どもの未来を拓く教育課程の創造(第1・2年次) | 教育課程の創造をめざしたシンポジウム | 紀要 第44集 |
49 | 13.2.22 23 | 子どもの未来を拓く教育課程の創造(第3年次) | 教育課程の創造をめざしたシンポジウム | 紀要 第45集 |
50 | 13.6.8 | 子どもの未来を拓く教育課程の創造(第4年次) | 要項等 | |
51 | 14.6.6 7 | よりよい生き方を見つめる子どもが育つ授業の創造(第1年次) | 新学習指導要領の実践とその評価 嶋 野 道 弘 | 紀要 第46集 |
52 | 17.2.10 11 | 子どもの主体性をいかにはぐくむか Ⅰ | 継続研究4部会シンポジウム等 | 紀要 第47集 |
53 | 19.2.8 9 | 子どもの主体性をいかにはぐくむか Ⅱ | 教師が研究するとはどういうことか 小 西 正 雄 育てる楽しみ 山 下 智 茂 | 紀要 第48集 |
54 | 20.2.9 | 子どもの主体性をいかにはぐくむか Ⅲ | 子どもたちの主体的な学びを拓く教育の探究 長 島 真 人 | 紀要 第49集 |
55 | 21.2.7 | 子どもの主体性をいかにはぐくむか Ⅳ | 消える授業 残る授業 Ver.2 -「かかわり」から「学力」へ - 小 西 正 雄 | 紀要 第50集 |
56 | 22.2.13 | 伝え合うことで自信をもつ子ども ~「ことば」の働きに着目して~ |
予防教育科学からみた子どもの自信 -固定化された「こころ」への挑戦 - 山 崎 勝 之 | 紀要 第51集 |
57 | 23.2.11 | 伝え合うことで自信をもつ子ども ~「ことば」の働きに着目して~Ver.2 |
自信を育む「学校予防教育」の革新 -予防教育科学からのプラント実践 - 山 崎 勝 之 | 紀要 第52集 |
58 | 24.2.11 | 自分の「知」を創り出す子ども(第1年次) 心をつなぐ学びの中で | 芽生えから創造へ つながる教育 秋 田 喜代美 | 紀要 第53集 |
59 | 25.2.9 | 自分の「知」を創り出す子ども(第2年次) 「伝え合い」「共鳴」を通して「わかる」へ |
「知」の再創造としての学び -「からだ」と「ことば」から「わかる」へ- 庄 司 康 生 |
紀要 第54集 |
60 | 26.2.8 | 学習内容の本質に迫る学びの創造(第1年次) | 各教科における学習内容の本質に迫る学びについて ※各教科等の分科会において実施 |
紀要 第55集 |
61 | 27.2.7 | 学習内容の本質に迫る学びの創造(第2年次) | 各教科における学習内容の本 質に迫る学びについて ※各教科等の分科会において実施 |
紀要 第56集 |
62 | 28.2.6 | 「協創の教育」子どもにとって価値ある学びを問う | 各教科における価値ある学びについて ※各教科等の分科会において実施 | 紀要 第57集 |
63 | 29.2.11 | 「協創の教育」(2年次) ─ 「新しい価値」を創り出す子どもを育てる ─ |
主体的・対話的で深い学びのために ─ 協創の教育を踏まえて─ 澤井陽介・水戸部修治・笠井健一・鳴川哲也・中上斉 |
紀要 第58集 |
64 | 30.2.2 | 「協創の教育」(3年次) ─ 「新しい価値」を創り出す子どもを育てる ─ |
ダイアローグがひらく予想を超えた世界 ─ 異質・協創の活動が子どもの創発的な学びを育てる─ 高橋 勝 |
紀要 第59集 |
65 | 令和3.7.3 | 「未来を拓く子供」(1年次) ─ 生活的な学びを通して,自己学習力を育成する ─ |
「生活的な学びによる学力保障」 奈須 正裕 |
紀要 第60集 |
66 | 令和5.2.4 | 「未来を拓く子供を育てる」(2年次) ─ 全ての子供たちの可能性を引き出す授業デザイン ─ |
紀要 第61集 |
授業研究会
回 | 期日 | 主題 | 研究物 |
---|---|---|---|
1 | 平成 15.6.6 |
よりよい生き方を見つめる子どもが育つ授業の創造 -生活的な学びを通し、確かな学力をはぐくむ学習過程を求めて- |
授業研究会用 指導案 |
2 | 16.6.4 | よりよい生き方を見つめる子どもが育つ授業の創造 -「確かな学力」と「豊かな心」の同時的育成をめざして- |
授業研究会用 指導案 |
3 | 17.6.3 | 子どもの主体性をいかにはぐくむかⅠ | 授業研究会用 指導案 |
4 | 18.6.2 | 子どもの主体性をいかにはぐくむかⅡ | 授業研究会用 指導案 |
授業実践研修会
回 | 期日 | テーマ | 研究物 |
---|---|---|---|
1 | 令和 1.6.15 |
子どもが育つ,教師が伸びる授業を一緒に考えましょう | 授業研究会用 指導案 |
2 | 4.2.5 | 子供が見方・考え方を働かせて資質・能力を育成する授業 | 授業研究会用 指導案 |
研究成果報告書
国立教育政策研究所 教育課程研究指定校事業 平成30年度研究成果報告書
本校では、平成29年度より2年間、国立教育政策研究所事業を社会科、理科の2教科で受けています。
平成30年度の研究成果報告書を公開いたします。